そもそも舗装工事ってなに?

弊社のメイン工事でもある、舗装工事ですが、そもそも舗装工事とは何をするの?

と疑問を持つ方も少なくないと思います。


そこで今回は舗装工事についての説明コラムになります。

ご興味のある方はぜひ最後まで読んで頂けますを幸いです。


まず、舗装工事とは、大別すると、セメントコンクリート舗装、アスファルト舗装及び簡易舗装の3種類に分けられます。


弊社が主に行っているのは、この中のアスファルト舗装になります。


では、アスファルト舗装についてです。


アスファルト舗装とは?


アスファルト舗装とは、骨材(砕石、砂、石粉など)を瀝青材料(接着剤の役割)で結合して造った表層をもつ舗装のことを指し、一般的に下記に示すように表層・基層及び路盤で構成されます。



表層

表層は加熱アスファルト混合物で造られ、交通車輛によって受ける摩耗とせん断破壊に抵抗し、また雨水が舗装下部に浸透して路盤及び路床の支持力が減少するのを防ぐ機能を持っています。


基層

基層は路盤の上にあり、その不陸を整生するとともに、表層に加わる荷重を均一に路盤に伝える役割をもち、通常は表層同様に加熱アスファルト混合物で造られます。


路盤

路盤は、その上部(表層・基層)より伝達される交通荷重を分散させ、安全に路床に伝えるとともに、路床に含まれる水分量による凍結防止などの役割を担っています。



路床

路床は舗装の下方約1mまでの土の部分のことを指します。この路床が粘土質などの軟弱地盤の場合はアスファルト舗装に多大な影響を与えるため、良質な材料に置き換えたりもします。



難しい専門用語を用いた説明になりましたが、端的にまとめると、砕石という材料をアスファルトの下に敷き、アスファルトという材料をその上に敷き、ローラー等の転圧機械を用いて転圧を行う工事のことです。



皆さんの周りの道路のほとんどがこのアスファルト舗装が用いられています。




メリット・デメリット


次に、アスファルト舗装におけるメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。


いかなるものにも良し悪しがあり、もちろんアスファルト舗装にもメリット・デメリットはあります。以下にそれを示します。


メリット

・アスファルト舗装は施工時間が短く、比較的施工費用も安い

・工事に柔軟性があり、亀裂が入りにくい

・防水性や浸水性に優れているため、水たまりができにくい

・平坦にするだけでなく、適度な滑り抵抗を持たせ、足をとられたり滑ったりせず、安全性に

 富んでいる。

・未舗装箇所では泥はねや粉塵が舞うが、舗装箇所は季節や天候の影響を受けにくい

・実用性だけではなく、景観を維持したり改善したりすることができる


デメリット

・直射日光で道路表面が高温になりやすく、変形を招く可能性がある

・耐久性や耐熱性に劣るため、定期的(5~10年)なメンテナンスが必要となる


簡単ではありますが、以上がアスファルト舗装のメリット・デメリットです。




アスファルト舗装に至るまで(着工手順)


次に、前述した各層における施工及び手順についての説明です。


①現場の確認

 工事に入る前には、まずは現場の確認を行います。現地にてどのような現場かをチェックし測量を行い準備します。

 その後、安全に効率よく施工を行うための手順や手段を考え、またコスト面にも考慮した上で工程を組んでいきます。


②路床工事

 上記の図で示した通り、路床とは舗装の最下層になります。舗装の下方約1mの深さにあたるため、まずはそこまで掘り下げます。

 重複しますが、路床は最終的には荷重のかかる場所になるため、注意して施工を行う必要があります。


③路盤工事

 厳密には路盤といっても上層と下層がありますが、路盤の役目は荷重を受け止め、下層へ分散させることが役目とされています。

 材料になる砕石については、下層は比較的大粒なもの、上層は比較的小粒なものを敷き詰め、敷き均し、ローラー等の重機などで定められた密度になるようしっかりと締め固めます。


④基層工事

 路盤(砕石)の上にくる層の工事になります。材料はここからがアスファルトになります。重機や職人の手によって敷き均し、重機を使って締め固めます。

 基層の役割としては路盤同様に、荷重を分散させる働きをします。


⑤表層工事

 最上部にくる層の工事で、この部分が目に見える部分になります。

 施工方法は基層同様に、均一に敷き均し、締め固めを行います。

 しかし、材料の粒形(粒の大きさ)が異なり、摩耗に強く、浸水効果が高く、滑りにくいものである必要があります。

 従って、表層部分には基層部分より密度の高い材料(粒の小さいもの)を使用します。また、水たまりを防ぐためにも排水を行うための勾配(傾斜)をつける作業もこの表層工で行います。



※施工時の注意

 舗装工事は路床や路盤の基礎部分が肝になります。この部分を怠ると耐久性が下がり、メンテナンスの頻度が高まる恐れがあります。

 また、アスファルトは非常に温度に敏感な材料であるため、施工時には温度管理に注意しなければなりません。雨天時や降雪時、寒冷期は特に注意が必要となります。

 丁寧で迅速に施工を行うためにも、しっかりと材料の特性を理解した上で、高品質な舗装工事を弊社は提供いたします。



最後に


 最近では、道路に関するニュースも目にすることが多くなっていると思います。また、街中においても凹凸のある道路やアスファルトが一部めくれている部分も目にすることが多いと思います。

 

 日本では、道路などのインフラの老朽化が進んでいます。老朽化したインフラの補修や改築工事は今後も欠かすことのできない工事になることは明白です。

 また、舗装工事においては、新設の道路舗装だけではなく、少子高齢化対策を主としたバリアフリー化、景観整備など、安全性や利便性の向上を目的とした工事など、様々な用途に応じた工事があります。

 さらには、日本は天災も多いため、災害に対する工事、災害後の工事も必要になります。


 近年、テクノロジーの進化が急速に進む中、AIに置き換わる業種も多くなってきており、業種選択はよりシビアになってきていますが、前述したことからもわかるように、インフラ整備はまだまだ需要拡大の可能性が大いにあります。


 普段、何気なく通行している歩道や道路などは舗装工事により通行が可能となっています。

弊社が請け負う仕事の大半は舗装工事です。道路や歩道、駐車場などを造ることにより、人々の生活をより豊かに、安全に、快適に導くことができる舗装工事はとてもやりがいのある仕事です。


 多くの方々に安心と安全を提供できるよう、弊社では”丁寧で高品質な仕事”をモットーにしています。共にインフラ工事を通して、地域をはじめ、様々な方に貢献してみませんか。


 舗装工事や土木工事といった建設業に興味のある方や経験者の方、またはインフラ整備を通して、地域や多くの方々の力になりたいという気持ちをお持ちの方、弊社は随時社員募集を行っています。

 弊社、互栄土木建設は未経験者及び経験者、重機オペレーター、現場管理等、幅広い人材を募集しています。現在は、20代~50代までと様々な年代が在籍し、未経験でスタートをした社員も少なくありません。

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